広告規制の話
新聞折込や雑誌などに直接掲載する広告とは異なり、
ポスティングされるチラシには広告規制などないものと
お考えになられることもありますが、
ポスティングされるチラシにも広告規制は存在します。
今回はこの「広告規制」について簡単にお話ししようと思います。
広告規制とは?
広告の内容については、
不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)や医薬品医療機器等法などの法令、
業界の公正競争規約などで規制されるほか、
各メディアで独自の広告掲載基準を持っており、
表現が基準に合わない場合には修正を要請されたり、
場合によっては掲載を拒否されることもあります。
チラシの規制について考えるとまず出てくるのが
不当景品類及び不当表示防止法か医薬品医療機器等法だと思います。
不当景品類及び不当表示防止法は商用目的の販促で不当表示や誇大表現をした時、
取締り対象になる法律です。
医薬品医療機器等法は薬の名称、製造方法、効能、性能に関する広告などを
してはいけないという法律のことです。
医療系チラシは広告規制が厳しくあまり多くの情報を載せることができません。
マッサージを執り行っている鍼灸・整骨院も医薬品医療機器等法で規制されています。
学習塾での広告規制の場合も広告の規制は存在します。
学習塾は景品法で法的措置をとっています。
「ナンバーワン」
「最高」
「日本一」
などの表現を使うことはできません。
商品・サービスの品質を、実際よりも優れていると偽って宣伝行ったり、
競争業者が販売する商品・サービスよりも特に優れているわけではないにもかかわらず、
あたかも優れているかのように偽って宣伝する行為が優良誤認表示に該当します。
なお故意に偽って表示する場合だけでなく、誤って表示してしまった場合であっても、
優良誤認表示に該当する場合は、
景品表示法により規制されることになりますので注意が必要です。
飲食店における広告規制
飲食店ではアルコールに対しての広告規制があります。
それ以外は誇大表現と不当表示が規制対象です。
飲食店はまだチラシデザインは自由に作成できる業界であると考えます。
国税庁告示
「未成年者の飲酒防止に関する表示基準」
に基づく場合に準拠するものとし文言については、
例えば「未成年者の飲酒は法律で禁じられています」、
「お酒は二十歳になってから」などとする。
この様にほんの数業種ですが身近なチラシにも広告規制は存在します。
チラシのポスティングをご依頼される際は、この点にご注意が必要となります。
名古屋ポストサービスではご依頼頂く前段階での規制についてのご相談も承っております。
ぜひ、お問い合わせ下さい。