ポスティングの、基本の「き」Vol1

早速ですが、タイトル変わりました。。

昨日のブログをちょっとだけ褒めてもらえた、出水と申します。褒めてもらえたのはよいのですが、用語解説するならタイトル変えたらというアドバイスもありまして、2回目でいきなりタイトル変えてみました。先日の内容では用語解説しておりますので、気になる方は

ポスティングの用語について1 | 名古屋ポストサービス (ateservice.net)

こちらでご確認ください。

Vol1では、早速ちょっとディープなお話・・・ポスティングスタッフ「給与」について

 こちらのページをご覧の方の大半は、ポスティングを発注する側のお客様だと思います。ポスティングは多くの「配布員」の方々によって支えられているお仕事になりますが、このポスティング業務を担っていいただいている配布員の方の給与体系についてお話したいと思います。

 給料の話をする前にまず確認をすることがあります。それは会社と、配布員の方々の契約内容になります。ポスティングの場合には以下の2つのパターンがございます。

 ① 外注契約(委託契約)

 ② 雇用契約

上記のいずれかによって、給与形態も変わってまいります。そもそも①の外注契約の場合には給与とは言わないかもしれませんが、ここではわかりやすくあえて双方「給与」と表現をいたします。

まず、多くのポスティング会社がいまだ利用しているパターン

 「外注契約における、歩合制」

これは単純に1枚ポスティングしたら、いくらといった給与体系になります。

メリットは、発注する側(ポスティング会社)にはたくさんありますが、1番の理由が「計算のしやすさになります」例えば、5円で受注したお仕事を、3円で配布員に依頼できれば、2円の利益が出ます。とってもシンプルな方式ではありますが大変問題を抱えております。

■問題1 1時間で稼げる金額が、極端に低くなる場合がある。

 「一枚5円、1日2000枚ポスティングしたら、日当1万円!!」こんな表現見たことありませんか?
こんなにうまくいかないのが、ポスティングです。ポスティングのエリアや、配布方法、広告物の種類によっては1日頑張っても1000枚も配布できないなんてことはざらにあります。仮に10時間で1000枚しか配布できなければ、

 日当5000円、時給500円

こんなことが、普通に起こってしまうのが、この歩合方式です。言い方によっては、たくさんできる方は、できる分だけ稼げるなんてことも言われますが、そんなに甘い業務ではありません。

■問題2 嘘をつくと儲かる??

 チラシを配布した分だけお金がもらえるので、ポスティングしたことにしてしまえば、その分給与が増えていく方式になります。

その為、「嘘をつくメリットがある」給与体系であるといわざるを終えません。

ただ、様々な問題があるもの事実ですが、まじめにこの形でたくさん稼いでいる方がいるのも事実です。一概に絶対ダメということではなく、これらのリスクがある事を理解しておくべきかなと思います。

 次に、雇用契約における、時給の場合

 簡単に言えば、アルバイトにポスティングをさせるといったイメージです。時給1000円支払うので、指定のエリアで配布してきてといった内容で、この場合には、先ほどの外注契約のような配布できなかったら、時給500円・・・のようなことは発生しません。じゃあすべての会社がこの形にすればいいじゃんっ!!と思うのもわかりますが、こちらにも問題がございます。

■問題1 計算ができない

 スタッフは、あくまでも時給で働くため1時間に200枚配布する方もいれば、100枚とかひどいときには50枚の方もいます。その場合にも時給は1000円の為、200枚の時は1枚あたり5円で計算できますが、100枚なら10円、50枚なら・・・・考えたくありません。その為、お客様から受注した場合にいただいている金額よりも、配布にコストがかかってしまう可能性があります。

■費用が高くなる傾向にある

 上記で説明した通り、費用が読めない方式になるうえ、各種保険や移動時間など配布にかかるコストはかなりかさばります。大手配達を行っている会社でも、大半が現状でも雇用ではなく、外注方式なのはこれら理由があるのではないかと思いますし、例えば郵便局で行われているポスティングの単価は40円以上・・・1週間期限の普通のポスティングがです。

雇用して配布させるというメリットは大きいですが、コストにおける問題があります。

ポストサービスの配布員の給与は?

 こちら気になりますよね??実はポスティングサービスの給与体系は、先ほどの外注と、雇用を混ぜた体系になっておりますので解説をさせて頂きます。当社も、20年以上この業界でポスティングをさせて頂いております。その中で、様々な協議や関係各所との相談を踏まえて以下のような方式の給与となっております。

 1契約方式  「業務委託」

 2支払い体系 「歩合」+「保障対価」

このような形になっております。これは、契約上はあくまでも業務委託ではありますが、1時間の対価が仮に各エリアの最低時給を下回ってしまう場合には、これらの時給分の作業報酬を保証する形になります。

 この形であれば、先ほどの業務委託の問題点もクリアし、配布員の方も安心して業務を行うことができます。当社では、外注配布員の方の配布中の保険にももちろん加入しており、万が一の事故もすべて保険で対応できる仕組みとなっております。そして、雇用ではないことでお客様にできるだけ安価にポスティングもご提供することが可能となっております。

何より、「嘘をついてももうからない」この仕組みがポスティングには必要不可欠だと思っております。

 誰しも、弱い部分がありますが、そこにいわゆる「力」を使って不正をやらせない・・・・というよりも、仕組みとして不正をやる意味がない

といった形が重要ではないかと考えております。

 いつも私の稚拙な文章にお付き合いいただきまして誠にありがとうございます。また随時上げてゆきます。