「失敗した」と考えるにはまだ早い⑨(終)

ここまで名古屋ポストサービスでのポスティングの考え方についてお話し、
ポスティングを行った結果思う通りの効果が見いだせず
『失敗した』
と感じている企業様へ
『それは失敗とは言い切れないないですよ。』
というメッセージを伝えてきました。
今回はその最終回として効果測定や、
制作の工夫についてお話しようと思います。
 
効果測定の方法・その仕組み作り
どの程度の反響であたり効果があったのかを確認する効果測定は、
様々なマーケティング手法に欠かすことのできないものです。
ポスティングの場合は特にチラシを配ったからといって
どれだけの人が目を通しているかはどうしても不透明です。
一般的にはお客様からのお問い合わせや予約時に
「何をご覧になってのお問い合わせですか?」
とヒアリングして確認することもできます。
この様な直接確認が一番わかりやすい効果測定になるのですが、
お客様の数が増えば増えるほど手間がかかることも考えられます。
飲食店などのチラシでは来店した人すべてに聞くことも困難ですし、
面倒なのでアンケート用紙に記入しない人もいるはずです。
その様な場合でもポスティングチラシならではの特典や
付加価値を付けることで反響率を把握しやすくなります。
 
クーポンをつける
チラシ自体に10%割引や無料券等のクーポンを付けてポスティングすることで、
そのチラシを見て来店したことの確認が可能です。
特に直接来店する形になる店舗などのチラシと相性が良いものです。
店舗側から直接ヒアリングするなどの手間が増えることはなく、
顧客側にも面倒なアンケートの記入作業をお願いする必要もありません。
それに直接お客様と接する機会が少ない業種であっても、
効率的に効果測定することができる様になるのです。
 
チラシを持参した人への特典等
クーポンと同じ様にポスティングチラシを持参した方への
特典をつけるという方法も効果測定の活用に有効です。
この場合は効果測定だけでなく特典をつける以前に
ポスティングしたチラシを対象に入れることで、
チラシを保管している潜在的な見込み客の獲得にもつながります。
とは言っても特典を受けられる期間を目立ちやすく記載したり等、
消費者への周知をしっかり行わないと、
期間終了後にチラシを持参した人からのクレームになる可能性があります。
その点に注意しながら、慎重な運用が求められます。
 
曜日や時間帯によって反響率は違うだろうか
より反響率を高めたポスティングを行うためには、
チラシの内容だけでなく配布する曜日や時間帯も気にしたほうがいいと思います。
例えると曜日であれば月曜日は1週間の中でも仕事が始まることで
気分が落ち込んでいる人が多くなりがちです。
心に余裕がなくなるとチラシを見る様な気分にはならないことから、
働き手である社会人男性をターゲットととして据えるのは
できるだけ他の曜日にした方が効果が期待できるかも知れません。
一方で火曜日や水曜日は主にスーパー等の
特売チラシが多く入る日と考えられています。
主婦層を狙ってチラシを配布するのであればこれらの曜日が効果的と言えます。
さらに金曜日や土曜日の場合は週末のイベントやセール等の告知が
よくポスティングされています。
休日に入る人が多く時間に余裕があるため、
比較的どの様なチラシであっても読まれやすいと考えられています。
しかしその一方でポスティングを含めたチラシの量も多くなるので、
ライバルとなる同業者と比較されるなどのデメリットも考えられます。
そして時間帯も、ターゲット層の違いが顕著に出るものです。
基本的に昼は家にいない社会人の方を狙うなら夕方以降にポスティングしたり、
昼間のポスティングであれば家事をしている主婦などをターゲットにするなどです。
それぞれの人によって業務時間やプライベートな時間は異なることから、
反響が悪かった場合は細かく時間調整をしてみる必要も考えられます。
 
ここまでポスティングを行う上で
名古屋ポストサービスが考えている基本的な部分に関してお話してきましたが、
これら以外にもポスティング会社としての考え方や
工夫等の提案をさせて頂いております。
ポスティングを含めた広告を立案する際、
ぜひ名古屋ポストサービスへご相談下さい。

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