チラシとポスティングの歴史

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
当たり前のことではありますが、何にでも始まりや歴史はあります。
名古屋ポストサービスが主たる業務としているチラシとポスティングにも
当然始まりと歴史はあります。
今回はこの「チラシ」と『ポスティング』の歴史についてお話ししようと思います。
 
チラシの歴史
世界で最も古い広告は、ロンドンの大英博物館に展示されているそうです。
これは紀元前1世紀ごろのものとされる古代エジプトテーベ遺跡から発掘された
パピルス紙に書かれた手書きの広告ということです。
その内容ですが、
「逃亡した奴隷を探し出してくれたら、褒賞を与えます」
といったもので、「手配書」の様だったそうです。
いまでも「指名手配犯」の手配書の様なものがありますよね。
これがチラシの始まりだそうです。
3000年もの昔に人々が読み書きが出来てこの内容を理解できる人が
多くいたことも興味深いですが、紙に書いて配るという行為がここまで
古い時代から始まっていたことには驚きます。
 
ポスティングの歴史
ポスティングによる広告の始まりは、延宝元年(1673年)に伊勢松坂の豪商、
「三井高利」が江戸で開業した呉服店の価格などを引き札(今でいうチラシ)にして
江戸の住戸に配ったことと言われています。
住戸に直接配ったことで呉服店の知名度は上がり、
あっという間に江戸の町で1、2を争うほどの繁盛店になったとのことです。
来店した客に酒や割引券を進呈するといったサービスをチラシに記したことで、
呉服店としての生き残りを賭けた戦略であったのかと考えます。
現在もこの流れは続いていますね。
当時としては周囲にポスティングを反対されるほど斬新な商法だった様です。
今では多くの人が当たり前のように見ているチラシですが、
ポスティングの歴史が江戸時代に遡ることを知っている人は
多くはいないと思います。
この「チラシ」という表現ですが、大阪では引き札を街頭で
まき散らすように配ったことから、
広告の書かれた引き札を「チラシ」と呼ぶようになり、
それが段々と全国に広まっていったと考えられています。
 
この様に深い歴史のあるチラシとポスティング
これからも名古屋ポストサービスは大切にお客様からお預かりし、
しっかりとポスティングしてまいります。