SWOT分析②

前回、SWOT分析についてお話ししましたが、
今回はそのメリットとサンプルについてお話ししようと思います。
今後のマーケティング活動の参考に、
またポスティング等チラシ作成時の参考になればと思います。
 
SWOT分析を行うメリット
SWOT分析のメリットはひたすら自社の強みや弱みについて
考えるのだけではなく、SWOTの外部環境(機会・脅威)の2要素も
考慮し分析を行うことで内部環境と外部環境を
より正確に理解できる様になります。
また分析により理解・把握した内容を基に、
さらなる高精度な経営戦略を立てたり、
施策を行う際の仮説立てが可能になるものです。
把握した強みを生かし競争力を高める策を考察し
サービスの訴求力を高める戦略を練れる様になることや
把握した弱みに対する策を講じることで
機会損失のリスクの軽減を目指す戦略を建てられる様になることも
メリットと考えられます。
 
SWOT分析のサンプル
地域密着で長年経営を続けてきた独立経営の学習塾として仮定した場合で、
以下の様にSWOTの分析サンプルを出してみます。
 
Strength(強み)
これまで高いレベルの希望校合格実績が多数あり、
これを実現するノウハウを持っている。
生徒に対する個別指導の良さが評判で卒業生のアルバイトが多く
塾の雰囲気も生徒が親しみやすく良い。
地域の学校と関係性が良好で地域校の情報を多く持っていることで
定期テストへの対策も好評。
 
Weakness(弱み)
駅から離れた住宅街に位置していることで立地が良いとは言えない。
塾のホームページが古い印象を持たれている。
 
Opportunity(機会)
他の学習塾に比べて地域内では歴史があり認知度は比較的高い。
近隣に複数の学校があり生徒の分母は毎年ある程度見込める。
 
Threat(脅威)
近隣地域に大手塾が出来たことで生徒が流出する可能があり、
また新規入塾者数が減少する可能性が出てきた。
オンライン授業等を提供する学習塾が増えた。
生徒や保護者の進学に対する考え方変化が出てきた。
 
SWOT分析をポスティングチラシ等のデザインに活用する
前述したサンプルとして書き出した強みについて、
近隣の競合よりも明確な優位性があると仮定すると、
「新規生徒募集」などといった漠然とした対象の広いキャッチコピーではなく、
「高いレベルの合格実績を持ちながら、塾の雰囲気も良く、
 受験だけでなく学校の試験対策も出来る学習塾である」
という強みを軸に絞りキャッチコピーにすることで、
その内容を欲している層への訴求力を高め反響につなげることができます。
 
費用対効果の高い広告媒体と考えられるポスティング
しかしポスティングはただ単にチラシを配布すれば良いというだけではなく、
いかにゴミ化されるポスティングチラシを少なくし、
反響につなげるかが課題となります。
名古屋ポストサービスではSWOT分析や、先日お話ししたSTP分析も考慮した
チラシデザインの提案も行っております。
名古屋ポストサービスはポスティングだけのポスティング会社ではありません。
様々な広告の提案を行っております。

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