4P分析

皆様、Merry Christmas!
今日は12月24日クリスマスイヴです。
明日から全国的に大規模な寒気に襲われますので地域によっては
ホワイトクリスマスを迎えることになると思いますが、
路面凍結や雪によるスリップ等、徒歩・運転に関わらず
くれぐれもお気を付け下さい。
クリスマスとは関係のないお話になりますが、
今回は『4P分析』についてお話ししようと思います。
 
ポスティング等によるチラシの反響が落ちてきたり
思う様な結果がなかなか出ないと感じた時や
チラシで広告をしようと思ってもどの様なキャッチコピーや
文章を記載したら良いのかわからない等・・・。
その様な時、何に基準にデザイン内容を組み立てれば良いのか
分からないという方も多いかと思います。
ポスティング等のチラシデザインの改善策を
『4P分析』を使って考案する方法についてお話しします。
 
4P分析とは
4P分析とはマーケティングの要素
『Product:製品/Price:価格/Place:流通/Promotion:販促』
の頭文字を取り、各々の要素でマーケティング戦略を具体的な行動として
考えるための分析手法になります。
4Pというものは企業がマーケティングの目的を追求するために利用する
マーケティングツールでマーケティング・ミックスと呼ばれる
マーケティング活動の形態の中に含まれるものです。
4Pの構成要素は売り手側の目線のものであり、
売手側目線での4Pに対して顧客側目線では
4つの『C』
Customer Value→価値
Cost→費用
Convenience→利便性
Communication→コミュニケーション
と考えることができるものです。
4P分析についてそれぞれのPごとにどのような要素があるのでしょうか。
 
Product→製品・サービス
     製品サービスの多様性・品質・特徴・ブランド・デザイン・
     パッケージ・サイズ・保障
Price→価格
     適正な価格・値引き・支払い方法・支払い期限・与信条件
Place→流通
     立地・販売チャネル・輸送・流通範囲・品揃え・在庫
Promotion→販促
        広告・販売促進
 
4P分析を行うメリットは
4P分析は先ほどお話ししたの内容を整理すると
世の中にニーズのある製品やサービスを適切な価格で
適切な販売経路(出店)で適切に認知してもらい
そこから購入してもらう方法を考えるためのフレームワークと考えられます。
いずれかのP要素だけに特化した戦略策定を行うわけではなく、
4つの要素を各々の方向から同時に考えることで、
偏った戦略になることを防げます。
新たなサービスや製品を展開する際や、
既に販売・提供しているサービスの
売れ行きが思わしくない場合に見直すべき要素を導き出すために
活用できるものと考えます。
 
4P分析を利用してチラシデザインを考える
チラシの折り込みやポスティングは広告であることから
PromotionのPに当たります。
「反響の出る広告」を作るということは消費者に周知するための手段に過ぎず、
その後の購入・受注やリピーター獲得のためにはその他のP要素も
正しく戦略として考える必要があります。
仮に効果的・理想的なプロモーションができたとしても、
『Product:製品・サービス』
の戦略が不十分であれば受注に至ったとしてもその製品の質や
アフターケアが不十分であれば結果リピートにつながらなかったり、
『Price:価格』
の戦略が不十分であれば比較検討された際に競合他社に勝つことができず、
『Place:流通流通』
の戦略が不十分であれば消費者に十分な対応ができない等で
お客様を待たせてしまいこのことから
満足度の低下につながる等といったことが考えられます。
チラシのデザインを作成するに際しても、単に
『Promotion:販促』
だけを考えるのではなく、その他の
『Product:製品・サービス』
『Price:価格』
『Place:流通』
を分析し自前サービスの価値を明確にし、
それを広告に反映することで効果の最大化可能となります。
 
ポスティングは単純にチラシを配布するだけではなく、
理想的な広告活動を行うためにはそれぞれの業種に合った
マーケティング戦略を練る必要もあり、そうすることで広告の価値や意味を
見出すことができる様になります。
名古屋ポストサービスではその点も最大限提案しています。